体温を届けるgift
インターネットのおかげで世界は近づき、色んな人と出会い、新たなカタチの仲間もできるようになった。
机ひとつで世界のどことでも会議ができ「便利な世の中だねー」って言ったり、SNS で出会った顔も知らない友人に「この寿司屋オススメだよ!」って伝えたり。
スマホによって、そんな環境に24時間365日つながれる。
人類は進化し、
想像もしてなかった”つながり”が急速に広がっている。
“つながる”ことはいいことだ。
と。
思っていた。
しかし、インターネットが暮らしに深く根差す日々は、
常に家庭·学校·仕事·趣味などのつながりの中で生きてる状況にあり、”過剰なつながり”による息苦しさもある。
「あああ…」って、既読スルーしたいときだってあるよ。人間だもの。
つながりは良いものだけではなく、色んな黒い感情も流れてきては、一緒に流されてしまうことも。うん。人間だもの。
インターネット社会は大きなつながりを生み出してくれたが、まだインターネットと共に暮らす文化は発展途上にある。
常時ログイン状態の現代には
つながりから離れ、1人になり、人以外とのコミュニケーションをする時間は、インターネットと共に暮らす文化には大切な時間なのではないかと思う。
その一方、つながりは広く公平に繋がってるわけではなく、
誰にも頼れず苦しんでいる人や理解されずに悩む人、
なかには死を選んでしまう人もいる。
たった一言で救われる人がいるなかで、
誰ともつながれずに孤独にさらされている。
福祉と出会い、インターネットとは異なる圧倒的な広い世界を知ることができたが、
同時に”つながる”ことの難しさも痛感させてもらった。
「孤独」とは死ぬには十分な理由なのだと、大きすぎる代償とともに私の妻からも教えてもらった。
私たちが住むこの社会には”つながりの格差”が存在する。
波と風とはgiftというカタチで商品をつくり届ける事業の中で、
たった一言、たった一歩を繰り返し。
つながりの格差を埋めるピースになる活動を積み重ねていきます。
giftがまわる社会をともに目指していただければ幸いです。
波と風と合同会社
代表社員 森田直広